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Sr.大屋は、質素で勤勉な家庭の長女として生まれました。
戦後の混乱期に早くに父親を亡くしたため、長女として母親を助け、幼いきょうだいたちの世話に努めました。
高等女学校卒業後は、女中奉公を経て農業協同組合のうどん工場で働き、粉まみれになりながら力仕事の助手をも誠実に務めるなど、若い頃から働くことをいとわない人でした。
21歳のとき、職場の友人の勧めから岡崎教会に通うようになり、1951年8月15日に洗礼を受けました。
その後、教会で出会った岩月たつ子さん(のちのSr.岩月)に誘われて東京・赤羽の管区本部を訪れたことをきっかけに、志願者となる決意を固めます。
そして内なる促しに素直に応え、1954年1月6日にサレジアンシスターズへ入会しました。
1958年8月5日に初誓願を宣立した後は、共同体の仕事や福祉施設の事務を行いながら保育士資格を取得しました。
その後は、学用品売店、管区会計助手、学校事務の会計、裁縫など、さまざまな任務を誠実に果たしていきます。
特に1989年から2018年まで長く過ごした大阪の共同体では、財務や学校事務に携わる傍ら、学園の受付・守衛として長年にわたり献身的に奉仕しました。
朝早くから歩道の落ち葉を掃き、庭木に水をやり、出会う人々に温かく声をかけるその姿は、多くの生徒や教職員、来訪者に深く親しまれました。
暑い日も寒い日も変わらず黙々と続けられた日々の働きそのものが、周囲の人々への温かな宣教の証しとなっていました。
Sr.大屋は非常にユーモアがあり、同時に謙虚な人でした。
日々感じていることを楽しそうに語り、共同体の祝日には姉妹たちとともに寸劇を披露して周囲を笑わせる快活さを持っていました。
その一方で、自己犠牲を惜しまず、責任を果たすことに対しては非常に真面目でした。
2018年に調布聖ヨゼフ修道院へ移り、2022年からは介護施設で生活を送るようになっても、喜んでロザリオを手に祈り、主への信頼と忠実さを表し続けました。
2026年8月5日 誓願記念日に、96年の生涯と68年に及ぶ修道生活を全うし、最愛の主のみもとへと召されました。
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