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Sr.成瀬は、1930年2月23日、東京にて、歯科医で聖公会信徒の父親と、将来花嫁となる女性を育成する学校経営者の母親のもとに生まれました。
終戦後の困難な時代の中、サレジオ会宣教師のフェデリコ・バルバロ師との出会いを経て家庭内にカトリックの雰囲気が生まれますが、当初は母親の受洗に強く反対していました。
しかし、母が病に倒れ、聖母病院で帰天する際、遺された「たとえ全世界を手に入れても、自分の命(魂)を失ったら、何の得があるだろうか(マタイ16:26)」という聖書の言葉に心を動かされます。
バルバロ師のもとで洗礼の準備を進める中、赤羽のサレジアンシスターズの施設で子どもたちのために働くシスターたちの姿に触れ、1948年1月25日に下井草教会で洗礼を受け、クララの霊名をいただきました。
翌1949年9月24日にサレジアンシスターズに入会し、1954年8月5日に初誓願を立てました。
立願後は、星美学園高校での教鞭や、星美ホームの子どもたちの世話に携わり、1960年からは星美学園短期大学の講師を務めました。
1966年にはイタリア・トリノのサクロ・クオレへ留学し、1969年の帰国後は目黒星美学園高校で教壇に立ち、翌年には調布支部で修練者の教師を務めました。
Sr.成瀬は生涯、自身に与えられた賜物を最大限に生かし、聖書と要理の研究に情熱を注ぎました。
上智大学や東京教区の神学や宗教講座、カテキスタ養成講座に加わり、日本カトリック神学学会員としても活動し、母親や卒業生、生徒、保護者を対象とした聖書講座を精力的に開き、多くの人々にキリストの福音を伝え、共に研究することを使命とし、自らの召命に忠実であり続けました。
コロナ禍において健康状態に不安が生じたため、2022年からは老人介護施設へ移りました。 施設でも変わらぬ使命感のもと、読むこと、書くこと、祈ることを通して研究の日々を送り続けました。 そして7月24日(扶助者聖マリアの記念日)、信仰を守り抜いた者に約束された天のおん父のもとへと安らかに帰天しました。
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