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亡き姉妹のおもかげ Sr.岡村

Sr.岡村 まさゑ マリア・ドメニカ

帰天年月日

2021年4月20日

場所

東京都(世田谷)

修道生活

63年間の修道生活

略伝

父親は曹洞宗龍国寺の住職で、母は主婦として一家を支えていました。岡村は母親について「黙って働いている人でした」といっていました。
末っ子だったSr.岡村は、皆から、特に父親にはとても可愛がられていました。
父親は住職でしたが、カトリックについて何の偏見をもっておらず、自分の娘たちを静岡星美の前身となる静岡城内高等女学校に通わせました。
そこで初めて本会のシスターと出会い、卒業後も出会う度にその魅力に惹かれ、シスターになるためには洗礼を受けなければならないことを知りました。
家のみかん園やお茶畑で、仕事を手伝いながら、カテキズモを勉強するため、自転車で遠い草薙教会まで通いました。そして、マードレ・マザレロの列聖の年、1951年のクリスマスにマリア・ドメニカの洗礼名で洗礼を受けました。
1954年6月、清水の修道院に入会し、東京で修練期を過ごし、1957年初誓願を立てました。最初の使命の場、調布で調理の仕事でした。
これは以後、40年にわたり本会とサレジオ会、ローマ教皇庁大使館で捧げられた彼女の使命でした。

肺炎と左鎖骨と大腿骨骨折で入院、その後、病態が急変し、92年の生涯、63年の奉献生活を全うしました。