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亡き姉妹のおもかげ Sr.穂積

シスター 穂積 みゑ子 マリア・クララ

帰天年月日

2022年1月1日

場所

東京都

修道生活

63年間の修道生活

略伝

両親と3人の弟の姉として生まれ、温かな家庭環境で、豊かな愛に包まれて成長しました。
一人娘で明朗・闊達で家族思いの父親から特に愛され、しっかり者の母親からは、女性としてのあるべき姿を躾けられたと本人は語っていました。
第二次世界大戦中、女学生時代は、戦争中でもあり、勤労奉仕などで、学業に打ち込むことができなかったが、卒業後は、父親の知人を通して市役所に勤務しました。

サレジオ会のデランジェラ神父様の「修道召命」についての講話を聴き、その後、神父様の指導を受け、「ドン ボスコ伝」に感銘を受け、自分の召命を確信し、
1954年4月に入会し、1958年8月5日、調布で初誓願をたて、調布、赤羽の幼稚園に勤務し、同時に星美学園短期大学学生寮の寮生のアシステンテをしていました。

1985年9月、ローマのアウクシリウムでの生活で各国のシスターたちと出会いや交わりを通して、異文化体験ができたことを喜び感謝していました。

若者との出会い、要理教育にも熱心で、たくさんの若者を洗礼に導き、またサレジアン・シスターズへの召命へと導いていました。

高齢化が進み、徐々に体力が衰えても、共同体の生活を好み、いつも微笑みを絶やさず、穏やかな挨拶をし、
最後の日まで、共同体のシスターいるところには必ず来ていました。

1月1日の朝、新年のミサ後も、食卓をまわりながら、にこやかに共同体のシスターたち一人ひとりに新年の挨拶をしていました。
その日の昼食中、食べ物がのどに詰まり、病院に緊急搬送され、数時間後、天国へと旅立ちました。