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亡き姉妹のおもかげ Sr.佐藤

Sr.佐藤 路子 テレジア

帰天年月日

2021年3月4日

場所

別府

修道生活

63年間の修道生活

略伝

Sr.佐藤路子は、材木会社を経営する父親と子供の養育に専念する母親のもとで7人兄弟姉妹の5番目の次女として誕生し、13歳の時、母親を亡くしました。女学校卒業後、県庁に勤務しました。
米軍の爆撃で県庁舎が焼失し、家事手伝いなをしがら、習い事に勤しんでいた頃、一人の信者さんを通してキリストと出会い、1948年、主の降誕の祭日に延岡教会で洗礼を受けました。
そして、苦しい戦後の社会情勢下、別府の社会福祉施設「小百合愛児園」を訪れるうちに、恵まれない子供たちのために生涯を捧げたいとの望みが強くなり、両親の許可を得て、1952年12月5日、別府聖心修道院で入会しました。
何不自由なく過ごしていたSr.佐藤にとって毎日の生活は並大抵の苦労ではなかったようですが、どんな困難も耐え忍ぶ覚悟で入会した彼女は当然のこととして乗り越えたと話しています。
1957年8月5日、東京で初誓願を立て、以後63年に亘り、明星学園、城星学園、管区本部等で、几帳面で正確、明晰な記憶力をもって誠実なサレジアン・シスターとして、主に事務系の任務に当たりました。
数年前から狭心症、心筋梗塞のため加療中の病院から、ひたすら待ち望んでいた主との出会いに向けて旅立たれました。