Sr.マラッチはイタリアのレッコ県カザルゴ村で8人兄弟姉妹の3番目双子で誕生し、信仰深く、堅実な両親から堅固な信仰と仕事における勤勉さを学びました。
紡績工場で働き始めた10代後半に寮のサレジアン・シスターとの出会いから修道召命に導かれました。
立願後、1952年に第11回宣教女として来日しました。
身寄りのない子どもたちや志願者のアシステンテ、院長、副管区長、会計、介護補助など、様々な務めを責任感を持って誠実に謙虚に果しました。
彼女の穏やかさ、静けさ、ことばよりも行いをもって模範を示すその姿勢はどのような務めでも、誰に対しても、いつも変わらず、皆からの篤い信頼を受けていました。助言は具体的で実践的、静かに見守るSr.マラッチのまなざしに姉妹たちはいつも母の姿を感じていました。
様々な病を得て少しずつコミュニケーションも困難になってきましたが、最後まで彼女のおもかげは変わりませんでした。
Sr.マラッチはこのように書き残しています。「わたしはいつもサレジアン・シスターであることに喜びを感じていました。もう一度生まれてもサレジアン・シスターになりたい」と。
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