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ドン・アドリアーノ・ブレゴリンの逝去に

ドン・アドリアーノ・ブレゴリンの逝去に際し、マードレの弔辞

2017.8.26 ニュース クローズアップ                                                                                           

 フィレンツェ(イタリア)。8月23日に登山中、サレジオ会の元副総長、現フィレンツェのサレジオ会修道院院長、アドリアーノ・ブレゴリン神父は、心筋梗塞のために急逝されました。扶助者聖母会の総長、マードレ・イヴォンヌ・ランゴアは、サレジオ会の総長、アンヘル・フェルナンデス・アルティメ師、前総長、パスクアール・チャーベス師、およびフィレンツェのサレジオ会にあてて弔辞を送られました。葬儀ミサには、本会から視察訪問の評議員、スオル・フィリス・ネヴェスとマードレ直属の家の数名のシスターが代表として参列しました。マードレの弔辞の全文は、宣教部門のスオル・アライーデ・デレッティによって読み上げられました。

「敬愛申し上げるパスクアール・チャーベス神父様、親愛なる副総長、フランシスコ・セレダ神父様、ならびに愛する兄弟サレジオ会員の皆様、米国に滞在中の私のもとにも、アドリアーノ・ブレゴリン神父様の思いがけない訃報をいただきました。そのお葬儀にあずかることができませんので、総評議会と本会の姉妹全員と心を合わせて、フェルナンデス・アルティメ総長様をはじめ、葬儀ミサを司式なさるパスクアール神父様、イタリア中部の上長、レオナルド・マンチーニ神父様と、わけても今は亡き神父様が院長でいらしたフィレンツェの「無原罪の聖母」の共同体と、サレジオ会員の皆様に、追悼の祈りをおささげいたします。アドリアーノ神父様の急逝は私どもの心を痛ませることでございました。今は主と共にいのちの充満を味わっておいでになることと拝察いたしますが、私どもにとりましても、あまりにも早くこの世を去って逝かれましたことを受けとめるのは難しいことでございます。私はサレジオ会の愛する兄弟の皆様と心を合わせて、主がドン・ボスコの優れた霊的息子であられるブレゴリン神父様を、教会とサレジオ修道会にお与えになりましたことを感謝し賛美いたします。私はアドリアーノ神父様が総長様のもとで、サレジオ修道会の副総長として奉仕された歳月の間に、SDBとFMAの総評議会の合同集会において、その優れたお人柄と、適切で思慮深いお言葉、兄弟愛とご好意、開かれた眼差し、温かいほほ笑みを通して、家庭的な雰囲気をかもし出しておられましたことを体験いたしました。しかも私どもの修道会において、感謝のこだまはもっと広い範囲に及んでおります。それは多くのFMAと同窓生たちとサレジアーニ・コオペラトーリに、ブレゴリン神父様は総長様の代理、賢明な霊的指導者として知られていらしたからでございます。今は亡き神父様はFMAと、FMAの同窓生たちと、サレジアーニ・コオペラトーリに、しばしば毎月の靜修の折に招かれておいでになりました。そのお言葉は純粋にサレジオ会的で深みのあるものでございました。神のみことばとサレジオ会の使命に対する、Da mihi animas cetera tolleの熱意を、聞く人の心に生き生きと燃え立たせながら、新たな味わいを覚えさせてくださいました。敬愛申しあげるアドリアーノ神父様は思いがけない形で御父のみ手に抱かれてこの世を去られましたが、ご生涯の特質であった愛は多くの人にとり寄りどころとなって、この世に留まっております。私どもの感謝と追悼の祈りをお受けくださいませ。私どもは扶助者聖母とサレジオ会の聖人方に、サレジオ会のカリスマによって、主のぶどう畑で働くことを望む新しく聖なる召命の賜物を戴くために、神父様のおとりなしをお願いいたしますので、平穏にお休みになることはおできになれないことでしょう。若い世代の人たち、つまり神父様がサレジオ会の召命に同伴され、ドン・ボスコのように惜しみなく愛し奉仕された若者たちに、このことを伝えることを希望する人になるように、私どもを助けてくださいませ。スオル・イヴォンヌ・ランゴア、fma。

 

参考サイト  Messaggio della Madre per la morte di don Adriano Bregolin