2017.8.24 ニュース クローズ アップ
多文化のアジアにおいて福音を生きる
ヨジャカルタ(インドネシア)。7月30日から8月6日まで、ヨジャカルタで第7回アジアの青年の日が開催されました。テーマは「多文化のアジアにおいて福音を生きる」ということでした。この行事は3年ごとに行われ、アジアの司教協議会と信徒と家族の事務局と若者のための会によって組織されています。当日の目的はアジアの若者たちに他者との連帯と出会いの文化を促進し、教会と社会に貢献するように導くことです。若者のための司教委員会の責任者のピウス・リアナ・プラプジ司教はおっしゃいました。「わたしたちは現在アジアの民が生きている貧困と、人権の乱用、麻薬、不寛容と不正な挑戦に対する社会的敏感さを若者たち自身に発展させるために、かれらに寄り添うことを望んでいます」。さらに付け加えられました。「今日、アジア諸国の状況の違いと多様性は、わたしたちが有益に活用するように呼ばれている善なのです。諸国から来ているカトリック信者の青年たちが出会いを通して、体験と考察と信仰を分かち合い、より良い将来に向けて信頼を強めることができるように希望します」。この日は次の3つの段階について分かち合いました。司教区の段階、中心となる市の本部の段階(8月2日-6日)、3つ目は青少年司牧の責任者たちの集会(6日―9日)です。週間中の集いは異なる文化のアジアの青少年たちに福音をどのように伝えたらよいか、この問題について社会正義として現実の問題に適用することを話し合いました。フランシスコ教皇はアジアから来る青年たちがますます神の呼びかけを注意深く聴き、青少年たちの間で社会正義とリーダーシップと、信仰と勇気をもって応えることを願っておられます。世界青年の日の準備をしながら、聖下は宣教者の模範として主の御母を仰ぎ、愛に満ちたそのとりなしにつねに信頼するように招いておられます。こうして、イエス・キリストにいっそう近く従うように努めながら、「世界をよりよくするために、ナザレのおとめのように歴史においてしるしとなる痕跡をのこすことが出来ます」(若者たちへのメッセージ、2017年3月21日)。この行事に数名の扶助者聖母会員と、ラオス、インド、中国とティモールからやって来た多数の若者が一緒に出席しました。スオル・アンジェリータは語ります。「わたしはインドネシアのヨジャカルタから来ました。アジア全土からほぼ2万人の若者が来ていました。信仰と文化と宗教の国際的で熱烈な体験をしました。自国において生活を通してイエスを愛し、福音を告げ知らせるという深い望みをもっているこれらの若者たちを見て、かれらのために神への奉献生活を刷新しました。8月5日に参加したわたしたちは本会のために3つのアヴェ・マリアをささげました。ティモールからサレジオ青少年運動に参加した青年たちは22名いました。