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扶助者聖母会創立145 周年記念

2017.8.4 クローズアップ

扶助者聖母会創立145 周年記念 

 ローマ。2017年8月5日、モルネーゼにおいて、聖ヨハネ・ボスコと聖マリア・マザレロによって創立された扶助者聖母会は、創立145周年を迎えてお祝いしました。最初から、本会はドン・ボスコを通して、聖母マリアのイニシアチブによって創立され、聖母の母性的現存は創立のすべての出来事に伴われました。すべてはドン・ボスコがドン・ペスタリーノに聖母マリアのメダイを、当時まだ無原罪の聖母信心会員であったマインとペトロニッラに渡すようにと預けた時から始まったのです。このメダイを大切に身につけて祈り、特に少女たちに善を行い、たとえ小罪であっても罪を犯さないように見守ることを勧めました。(クロニストリア1巻118頁、邦訳1巻(上)135頁参照)。その後さらに同じ年に、トリノでドン・ボスコは扶助者聖マリアに対する特別な愛と信心の記念碑となる別のものをモルネーゼに設立することを開始しました。それはこの良きおん母から戴いた多くの特別なお恵みに、絶えることなく感謝するために、“聖母マリアに捧げる生きた記念碑”です。ドン・ペスタリーノは最初のFMAを選ぶ時に、ドン・ボスコから指示された判断に基づいて行いました。それは、“最も些細なことにおいても従順な人、受けた矯正によって感情を害さない人、犠牲の精神を示す人”を選ぶことでした。これによって選ばれた11人の女性が、ドン・ボスコの介添えにより、シャンドラ司教のみ手のうちに誓願を立てたのでした。扶助者聖母はご自分の最初の娘たちをおもちになったのです。その時のドン・ボスコ.の言葉を忘れることは出来ません。「あなたがたは今全く聖母のものである修道家族に属するものになりました。あなたがたは少ない人数で、手段もなく、人間的な承認による支えも持ちません。しかし何も恐れることはありません。物事は間もなく変わるでしょう、そして、あなたたちはもうどこに入れたら良いか分からないほど大勢の寄宿生をもち、寄宿生だけでなく、大勢のポストランテたちももつことになるでしょう。ドン・ボスコの預言は今もなお実現しています。5大陸には修練者と扶助者聖母会員が12,545名います。94カ国に1388の修道院があり、幼児たち、少年少女たち、若者たちを受け入れて、教育と、霊的同伴、宣教活動をしています。サレジアンの世界では、今年の8月5日に、識別と同伴の時期を経た後、主のお召しに応える決意をして、サレジアンのカリスマである予防教育法をもって、兄弟的交わりのうちに男女の青少年たちの教育と福音宣教の体験を生きる、105名の若い女性たちが初誓願を立てました。彼女たち皆にわたしたちは“同じ精神を保つ”ようにお祈りしましょう。マードレ・イヴォンヌ・ランゴアはFMA全員に向けて祝辞を贈られました。「8月5日には、ドン・ボスコがこの世でも永遠でも青少年たちが幸せであるようにお望みになって、わたしたち娘を生きた記念碑として立ててくださったことを、マリア様と心を合わせてお祝いいたしましょう」。

 

参考サイト  145° anniversario della Fondazione dell’Istituto delle FMA