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マードレと総評議員方はジェノヴァ港に

2017.7.8   ニュース クローズアップ

マードレと総評議員方はジェノヴァ港に

 

 6月27日から7月4日まで、マードレと総評議会の姉妹方はモルネーゼのコレッジョにおいて黙想会をなさった帰り道に、扶助者聖母会の姉妹たちが最初の宣教女としてウルグアイを目指して出発した、最初のカリスマの体験の140周年を記念するために、ジェノヴァ港においでになりました。ドン・ボスコとマードレ・マザレロの勇敢さと、最初の姉妹たちに勇気と進取の気性を与えられたことに対して神に感謝するために、短い祭儀をなさいました。一つの厚紙の旅行鞄が、観想と記念と将来の希望を現すシンボルとして捧げられ、それによって、青少年たちと希望と喜びの宣教女たちと共に、評議員の姉妹方は「眼差しを広げよ」という第23回総会の決議を想起しました! 空と海、空気、風、波の響き、太陽の輝きは、創造主なる神との出会いを親密なものにしました。神は行われたことをご覧になり、「たいそう良い事をしました」とおっしゃいました。1877年11月14日に、ドン・ボスコとマードレ・マザレロは出発するサレジオ会員とFMAをジェノヴァの港に見送りに来られた時の話を聞きながら、ドン・ボスコの父としての心と、マードレ・マザレロの母心を生き生きと体験しました。「わたしたちも、1877年の時の若い姉妹たちが体験したあの感動をいくらか味わいました」。

未来へのまなざしをもって、総評議員方は、現在自分の故郷を離れることを余儀なくされている大勢の移民の若者たちと家族のために祈りながら、移住の苦労と悲惨な状況を分かち合いました。評議員方はイタリア人の移住の歴史と、ドン・ボスコが1877年11月14日に、最初の宣教師派遣に際して、サレジオ会員たちに委ねられた言葉を思い出しました。「イタリア人の多くの家族の労苦の多い状況に特に心を留めてください。あなたがたは非常に大勢の読み書きが出来ず、宗教の基本的な教えも知らない子供たちと、中にはそういうおとなにも出会うことでしょう。これらの外国の地にいるわたしたちの兄弟を探し求めてください」。

 2016年の末の国連による難民の統計では、およそ全世界で自分の家を捨てて逃げることを余儀なくされた人々の数は65,600 万人でした。南スーダンの難民は18,700 万人です。世界において113人のうち1名が自分の家を捨てることを余儀なくされたことになります。世界の難民の半数は、子供たちです。子供たちを収容する施設の要求は7万5千軒です。

祭儀の終わりに、ウルグアイとアルゼンチンへ出発する宣教女たちの一人ずつに、マードレ・マザレロからのお手紙25通のうちの1通が、マードレ・イヴォンヌ・ランゴアから手渡されました。「このお手紙はわたしたちを将来に向けて宣教の新たな熱意をもって生きることが出来るための刺激になります。

ジェノヴァ港での体験は、昨日と同様に今日も引き続き、宣教女のグループがあらゆる現実と文化、言葉、諸国の民族と世界に福音を伝えるために、大海原を渡っていきます」。

 

参考サイトLa Madre e le Consigliere al porto di Genova