ページのトップへ

クローズアップ サレジオ教育学の国際大会

 ローマ(イタリア)。サレジアーヌムとUPSで行われる、「ドン・ボスコと共に現代における青少年たちの教育者」というテーマによるサレジオ教育学の国際大会は、3月19日に始まり、21日の土曜日に終了します。
ドン・ボスコ生誕200周年はそれ自体で、今も立派に実現される典型的な教育学とその価値について省察する重要なチャンスをもたらします。
 この大会は教皇庁立「アウクシリウム」教育大学と、UPS(教皇庁立サレジオ大学)により、現代社会の分析によって、教育は人間性を高める新たな歩みとなるための基本的な要因であるという認識のもとに考案され組織されました。教会と市民社会の分野におけるすべての団体と諸共同体、サレジアン・ファミリーのメンバーと教育学と教育に関心をもつ人々に向けて開かれました。
 提示されたテーマと内容は、教育学的な展望において、今日の教育への挑戦に立ち向かい、現状を読み取り、教育の難しさと教育のモデルの危機に回答を与えるために、サレジアンの世界を支援することです。
 文化的変化と人類学的領域の深さを認識すればするほど、成人にも、青少年にも信頼と希望を増すことができるように注意することが必要です。
 今日、複雑で、細分化された社会の現状において、有効な深い教養と、広い視野を持ち、社会参加の展望と、個人としての自己実現によって、教育的な関わりを結ぶように呼ばれています。若者たちは人格を形成し、自分の能力を評価する助けとなる目標を突き止め、人生の旅路の仲間(教師、家族、学友)を得て、生きることのすばらしさや満足感を分かち合うことができることを必要としています。自分は一人ぼっちでなく、協力する人を見つけ、「教育の新しいプロセスを創意と責任感をもって体験し、新たにするために、適切な準備をもって助けられることを必要としています。」
  仲間はずれにされた少年少女たちや若者たちは、自分たちの探し求め、そばにいて、保護してくれる人、自分の生活を変えるのを助けてくれる人を求めています。これは今、サレジアンの教育環境においても広まっている現実です。世界(アフリカ、ラテン・アメリカ、アジア、ヨーロッパ)の多くの辺境いる少年少女たちと若者たちのために教育的奉仕をしている数人の「善良な実践家」がこの大会で紹介する予定です。
 ドン・ボスコの精神に従って、教育者の能力の養成に留意することは今日の急務です。神との出会いに若者たちを導く教育的司牧の要求に応じるために、下記のアドレスをご利用ください。

参考サイト 18 Marzo 2015 – Convegno Internazionale di Pedagogia Salesiana