ページのトップへ

視察訪問総評議員 Sr. 井上澄子アスンタ

2014年10月29日 18:05 視察訪問総評議員として井上澄子アスンタが選出されました。 

視察訪問総評議員は、ドン・ボスコとマードレ・マザレロの精神によって愛のきずなをあらたに堅め、会憲に対する忠実への努力を強化し、地域社会の要求にこたえて事業の進展を促進することを目的とします。(第21回総会議事録 50)

視察訪問総評議員Sr. 井上澄子アスンタ

初めて、総評議会のために日本人の総評議員が選出されました。Sr.井上澄子アッスンタは、1965年8月5日、日本の長崎でキリスト教の信仰を長い間引継いできた家庭で誕生しました。家族の中では、1人の姉、2人の兄、そのうちの1人は神言会の司祭となりました。

家族的な環境の中で、かなり早くから「サレジオ的」な空気を呼吸していました。実際、姉はサレジオ協力者会員となりました。まだ、若かったマリア・アスンタはFMA経営の学校に通い、そこで、青少年のために神に全生涯を捧げるという強い望みを抱き教育的な召命が生まれました。1989年、調布で初誓願を立ててから、東京の大学で教職と諸学問を身につけ、社会科の学士号を取得しました。この間、志願者のアシステンテの任務を果たし、その後、中学高等学校の教員として数年間働きました。1998年から3年間、ローマのサレジオ霊性コースで学びました。こうしてSr.井上は、知識とカリスマへの愛を深める方法、イタリア語の学習法を修得していきました。日本に戻ってから、再び社会科と宗教の教員の任を委ねられました。調布で養成担当者としてのコルソに通って後、2004年から修練院を閉鎖するまで、修練長としての任を負い、検討と方向付けの時期の若者たちのアシステンテと別府の共同体の副院長を務めました。2006年から2009年まで管区評議員でした。

  1. 井上の務めは一貫して、調整、特に召命という視点をもって司牧を活性化することでした。この分野において、彼女は非常にエネルギッシュで、イニシアティブと創造性に富んでいました。2013年から「アルマ・マーテル」日本管区の管区長の任につきました。

総会は識別の後、Sr.井上を視察訪問総評議員に任命しました。受け入れについて問うマードレにSr.マリア・アスンタはこう答えました。「多分、聖霊は働き過ぎました…。この総会の決定に驚いています、同時に皆様方の私への信任に心から感謝いたします。私は、自分自身の限界をよく分かっています。けれども、神の助けと扶助者聖マリアの現存を信頼しています。奇跡を行なわれる神に私を委ねて、この務めをお受けいたします」と。

 参考サイト  Elezione della Consigliera Visitatrice