ページのトップへ

ボリビア便り

お土産のチョコレートを喜ぶ子どもたち

3ケ月間の一時帰国を終え、13日午後5時に成田を出発し、15日午後2時半(日本時間16日午前3時半)に無事サンタクルス空港に着きました。

40度の熱気のなかで、こどもたちの「お帰り・・」の接吻を浴び、たちまち、ゆでダコになってしまいましたが、太陽と子供たちに囲まれると、いやでもボリビア人にもどらざるをえませんでした。

そちらに滞在中は、多くの方々のご親切に触れ、お恵みの日々をすごすことができましたことを深く感謝いたします。大変お世話になりました。特に、日本の経済動向が不安定の中、ボリビアの貧しい子供たちのために、あたたかい献金をお寄せくださった方々には、重ねて深くお礼を申し上げます。お弁当の粗食の日で集めた痛みを伴う献金をお寄せいただいた小学校や幼稚園の皆さんにはまた、あらためてお便りをお届けしたいと思っています。

さて、私が心配していた、こちらの芝生の庭も、子供たちが這いつくばって雑草を抜き水をかけてくれたおかげで青々と育っていました。この庭は、「海外宣教者を支援する会」の援助で完成したものですが、子どもたちは日本から援助をいただいたことを意識して、普段からこの庭をとてもよくかわいがってくれているのです。庭いっぱいに茂っているマンゴーの木も今年はすずなりに実をつけています。あと2ケ月もすると熟して食べられると思います。こちらの学校は、まもなく、3ケ月間の長い夏休みに入りますが、この時期は、感謝の日のため催しの準備やクリスマスの準備で、ワクワクした楽しい雰囲気になります。わたしも、日本から手に入れてきた「花は咲く」のCDとDVDをたよりに、合唱や合奏のグループを作って挑戦しようと思いワクワクしています。また、クリスマス恒例の恩人へのクリスマスカードに添える手芸品のプレゼント作りも私の担当になることでしょう。楽しいことが次々にやってくるのがボリビア生活の魅力です。ですから、時差ボケなどと言ってのんびり休んでいるわけにはいかないはずでしたが、年齢は正直ですね。まる2日寝込んでしまいました。

日本の皆さんは、秋の行事がそろそろ終り、さわやかな涼風を身に受けて、疲れを癒しておられるころでしょうか。とんでもないという声が聞こえてきそうですが・・・。互いに、フランシスコ教皇の呼びかけに応え、外に出て、人々を、とりわけ子どもたちを宴会の席に呼び集めるために汗を流したいですね。

今朝、日本管区の公式HPのリニューアル完成のお知らせを受けました。本当におめでとうございます。今後は私も、ふるってボリビアのニュースを発信したいと思います。公式HPの今後のご活躍を地球の果てよりお祈りしながら。皆さん、ごきげんよう、さようなら。 2014年10月20日                                                             シスター竹山敏江