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「苦悩」は「希望」を生む

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総会の作業と省察が続いている間、世界中に広がるFMAの共同体と争いや悲しみの状況下で生きている人々へと考えと心を向けました。中東の現在の状況をもう少し深く理解するために中東「少年イエス」(MOR)管区の管区長Sr.ABOU NAOUM Linaにインタビューをしました。リーナは、現在の中東情勢を説明してくれた後、FMAの共同体の現状と共同体がどのように、同じ状況下にある人々に寄り添って歩んでいるのかを語ってくれました。

「私たち会員は6カ国の国籍の姉妹たちで成り立っており、絶えず緊迫した中に置かれています。シリアのアレッポの使命の場は近く閉められます、私たちはそれが一時的なものであることを願っているのですが。現実問題として、状況がもう少し良くなって再開できる希望のもとに受け入れざるをえないということから、多くの悲しい決断を強いられています。

シリアはもっと衝撃的で悲劇的です。姉妹たちはダマスコの学校や病院に全面的に協力しており、英雄的だと言えます。戦禍にあり、休戦のない中で思いもよらない激しい苦悩、破壊と死の光景を見せつけられています。イスラムの兄弟たちは今、イスラム国(ISIS)の聖戦主義者の新大統領の下に抑圧されています。このような状況下ではもはや休戦の話などできません。旧アラブ世界の心をもった国家が実現することを希望しています。エジプトでムバラクとモルシの政治の陥落の苦難を経験した私たちの姉妹たちは、平和をもう一度手に入れようと決意した土地でエジプト人たちの信仰をよみがえらせるために励まし活動しています。

約2万のシリア難民や、聖地への回帰を永遠に夢見ているパレスチナ人たちをキャンプに受け入れたシリアは、とうとうムスルとカラコスからのイラク人難民を受け入れ、多くのキリスト教徒たちがいた町は空になっています。政治的な分裂によって聖地の平和が失われていくのは、何と悲しいことでしょう。

私たちは愛、共に生きること、宗教間の対話、それぞれの宗教、それぞれの土地、それぞれの文化の中にある「みことばの種」を信じています。私たちは常に平和、相互の尊敬、共に生きることを目指し教育しています。ここは私たちの国です。よそに行こうと背を向けることはしません。私たちは苦悩する人々の一員です。皆、キリスト者やイスラム人、すべての子らを1つの人類家族に迎え入れることができると信じています。「恐れるな。私はこの世に勝った」との復活されたイエスのことばは、私たちの力です!(抄訳) 

参考サイトDalla “Sofferenza” nasce la “Speranza”