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ドン・ボスコ生誕200周年 「ドン・ボスコの霊性」研修会

12月7日、調布の聖ヨセフ修道院で、「ドン・ボスコの日常生活の霊性」を深める研修会が行われました。この研修会は、来年1月31日で聖ヨハネ・ボスコの生誕200周年を迎えるに当たり、記念行事の一つとして行われました。すでに9月14日に赤羽でも行われ、今後、1月12日に大分の修道院でも行われる予定です。

講師は、サレジオ会の浦田神父様。イタリアでドン・ボスコの研究を熱心にしてこられた神父様から、あらためてドン・ボスコの霊性について話を伺いました。ドン・ボスコは青少年に「神様はみんなが聖人になることを願っていること、そして聖人になることは難しいことではない」、つまり普通の日常生活の中で実行可能な霊性、生き方を具体的に示し、導いていました。ドン・ボスコの霊性、生き方の特徴にはいくつかのポイントがありますが、「喜びをもって生きること」は、とても深い意味があります。私たちシスターもそれぞれ、このことは何十年という歩みの中で大切に生きていますが、あらためて、青少年と共に喜びの内に生きることの素晴らしさに気づかされました。神の前にありのままの自分でいること、苦しみの中でも神への信頼、恵みに気づいた深い喜び、真の喜びが心の平和から生まれることなどが、決して難しいものではなく、日々の生活の歩みの中で見出し、生きていくことができるものであることを再確認しました。

当日、神父様の講話とともに、グループの分かち合いも行われ、皆で感じたことを分かち合うことにより、ますますドン・ボスコが大切にしてきた生き方の魅力が見えてきました。最後にミサを行い、この研修の恵みへの感謝と新たな気持ちで青少年と共に福音宣教していく熱意にも燃やされて、各修道院へとシスターたちは出発していきました。

 

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