調布教会バザー
10月26日(日)、東京・カトリック調布教会で、バザーが行われました。教会のバザーでは、東日本大震災の被災地支援のためにも行われており、多くのブースで、被災地に関する出品もされていました。
私たち「管区サポートセンター」は、これまで同様、「被災された方々の手作り品」と「三陸わかめ」や「焼まつも」などの販売を行いました。今回もたくさんの地域の方々が訪れてくださり、ほぼ品物は完売いたしました。皆様の寛大なご協力に心から感謝いたします。
私たちが今回、被災地の方々の物を販売しようと計画したことにはいくつか理由がありました。私たちは、ほぼ毎月、被災地での支援活動を行っていますが、震災から3年半が過ぎ、現地とその地域を離れた場所との間には、被災地への関心の温度差を感じることが多々ありました。まだ一部報道はされても、人によって関心には大きな差が生まれているのも現実だと思います。現地では、まださまざまな支援が必要な状況であると思います。少しずつ生活が成り立っている人もいますが、経済的な面からも多くの不安を抱えている人々もたくさんいます。また、仮設商店街の方々は、今後その場所を立ち退いていかないといけない方々も出てきます。お店を開いても、以前のようには客足が伸びない現実もあります。被災地では、まだまだ他にも厳しい状況があります。生活費を少しでも生み出すために、手作り品を作られている方々が多くいます。様々な面から検討した結果、やはり、被災地への関心を促すために、今ここで「被災された方々の手作り品」や「三陸わかめ」などを販売して、多くの方々に、被災地への関心を再び呼び起こしていただきたいという願いと、具体的にその「手作り品」を購入した方々が、作られた方々の想いを感じて過ごしていただければという思いを抱いて販売しました。販売の際には、作られた方々の様子などもお伝えしてきました。来月、「手作り品」を作製した方々に売上金を届ける予定ですが、たくさんの方々の応援メッセージを携えて、届けてきたいと思います。
本当に皆様の寛大なご協力に、心から感謝申し上げます。
サレジアン・シスターズ管区サポートセンター
スタッフ一同