2017.7.12 ニュース クローズアップ
わたしたちの心にかかる若者たち
ローマ〈イタリア〉。2018年10月に若者をテーマにしたシノドスが開催されます、このシノドスにおいては、「若者はだれ一人除外されていると感じることなく、すべての若者のために行われます…すべての若者のためのシノドスで、若者が主役であり、無神論者であると感じている若者をも含みます。各青年は他者に、成人、司祭、シスター、司教に、そして教皇にも言うべき何かを持っています」と、教皇フランシスコは、ローマで聖木曜日の青年の日の準備の徹夜の祈りの際におっしゃいました。サレジアンの教育者であるわたしたちは、多くの管区ですでにシノドスの準備の歩みをしています。このイベントは若者の世界と成人の世界の間に橋を架けるという、情熱的な出来事であると自覚しています。
ますます家族“である”ことを求める内的歩みに立ち向かうためだけでなく、一つの家族においてそれぞれの歩みがもっと容易で、成熟し、関心をもち、皆を引き入れるものとなることを目指しています。 マードレのチルコラーレ 970号は、「シノドスに向けて若者たちと一緒に」というタイトルで、青少年司牧部門から各管区に提示された指針は、第23回総会において分かち合った選択事項と、現代社会における普遍教会と地域教会との完全な一致が認められます。このイベントをわたしたちは今日の文化の複雑さの中に入るという新たな呼びかけとして考えましょう。その中で生きている若者たちの言葉を理解し、かれらの必要に一緒に応じるために耳を傾けるように努めながら、主イエスとの出会いに同伴しましょう。青少年司牧の部門から諸管区に当てて、3月に差し上げた指針は、『FMAの教育使命』の第2章と共に、シノドスの準備のために深めるようにお勧めしました。4月には2018年のシノドスの準備のために、管区の青少年司牧のコーディネーターと、学校と養護施設の責任者などに、若者たちの信仰と召命の識別のための書類を送りました。