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亡き姉妹のおもかげ Sr.松崎

Sr.松崎ユキエ マリア

帰天年月日

2020年11月21日

場所

大分県

修道生活

70年間の修道生活

略伝

シスター松崎は1928年、信仰深く聖母への篤い信頼をもつご両親のもと、8人兄弟姉妹の5番目、5女として誕生しました。

本会との出会いは、裁縫学校への通学中に、本会の宣教女(Sr.コンテ、Sr.グラフ)とシスター川原に声をかけられたことでした。シスターたちは、一緒に彼女の家に戻り、「修道院に捧げてください」と、母親を説得し、同意をえたので、 1947年に別府で志願期を始めました。戦争孤児の世話と生活の貧しさで苦労しましたが、不思議と嫌気を感じることなく、喜んで捧げ、幸せに暮らしていたと話していました。

1948年、ポストラート(修練準備期)、東京で修練期、1950年に初誓願を立てました。

別府と大分で養護施設の子どもたちのアシステンテとして母親のような細やかな心で世話を、続いて、大分、調布、大阪、東京で財務、院長として奉仕しました。病気のため院長の任を退いてから約40年間、院内の仕事に献身しました。昨年、視察担当評議員の公式訪問中、血栓性脳梗塞で倒れ入院、続いて、入所しました。闘病生活を続けていましたが、21日、病者の塗油を受け、最後の準備を整え、老衰のため、92年の生涯を閉じ、御父のもとへと旅立ちました。