教会と若者たち 2017.1.18 ローマ(イタリア)
ローマ(イタリア)。「わたしはあなたがたを心の中にもっているので、注目の的とすることを切望しています」。これはパパ・フランシスコが来年の司教シノドスの準備の文書を発表された時のお言葉です。「若者たち、信仰と召命の識別」というタイトルです。
「教会はその対話の中心に若い世代を置きます。2018年に開かれるシノドスのテーマについての公式の声明の中に読まれます。「若者たちに向ける教会の司牧的配慮は…彼らの成熟に向かう実存的な歩みに同伴することです」。このテーマは若者たちに耳を傾ける教会の意思と、彼らが教会に言うべき重大な何かをもっていることを感じさせます。準備の文書の紹介に伴う書簡の中に、教皇は聖ベルナルドの規則を引用されます。「修道院長に重要な選択の前に、若者たちにも相談するように願っていました。それはしばしば主が最良の 解決を示されるのは、最も若い者であるからです」。
国際的共同体は、すべての民族のための家である世界に平和を築くことにおいて、若者は意義深い役割をもっていることを、ようやく認めました。異なる環境において、また緊急な状況における活動において、多くの若者は兄弟愛を促進し、慰めと回復を提供するために、連帯の行為をもって努力しています。このシノドスと、今年の間の準備にさまざまなレベルでわたしたち全員が下記のことを経験することになるでしょう。
若者は人類の現在と未来であることを。
若者は大人のミニチュアではないことを。
若さは待合室ではない、大きな夢と理想の時であり、すべての人の協力を得て具体化される必要であることを。
若者が成熟に達するための鍵は若者自身であることを。
準備の文書は喜びへの招きで始まっています。「これらのことを話したのは、わたしの喜びがあなたがたの内にあり、あなたがたの喜びが満たされるためです」(ヨハネ15,11)。これはあらゆる時代の男性と女性のためと、第3千年世紀のすべての若者の一人も除外せずに、約束された神のご計画なのです。福音の喜びを告げ知らせることは、主がご自分の教会にゆだねられた使命です。これはさまざまな背景と、人間の状況と、用いられた方策のかなたに、わたしたち皆を記憶し招く神のみ業だす。わたしたちは福音のよい便りを忘れることは出来ません。良いというのは、いのちをもたらし、喜びで満たすものだからです。
扶助者聖母の娘のわたしたちも、サレジオ家族のすべてのグループも、“若者と共に歩むことを望みます。それは彼らのために善を望んでいるからです”。彼らが福音の光によって人生を識別するときに、どのように寄り添えばよいかと自問することだけを望みません。若者たちが自分たちの人生に抱いている望み、計画、夢に耳を傾け、社会に奉仕する計画を実現するために出会う困難においても、活動的な市民であることを望んでいます。(青少年司牧の総評議員、スオル・ルニータ・G・ボルジャ FMA)。
シノドスの準備のための文書には15の質問があり、最後の3つの質問は、各大陸の地方教会のためのものです。それぞれの状況をよく読み取るために、すでによく実施している司牧の分かち合いのために、各教会の統計のデーターが収録されています。若者たちもインターネットのサイトによって、彼らの期待と生活を収録するためにこの準備段階に引き入れられることでしょう。
参考サイト Chiesa e giovani