青少年についてのシノドスに向けて 2017.1.12 ローマ(イタリア)
2017年1月13日に、聖座の出版局のホールで、2018年10月に開催予定の、第15回シノドス通常総会の準備のために、プログラムと「青少年、信仰と召命の識別(試訳)」というテーマについての文書の紹介が行われました。
シノドスの総秘書、敬愛するロレンツォ・バルディッセリ枢機卿と、シノドスの副秘書、ファヴィオ・ファベネ司教と、2名の青年、エルヴィス・ド・セウ・ニコライアとフェデリカ・チェチは講話において発言の予定です。
教皇フランシスコは来るシノドスのテーマを、伝統に従って、「司教協議会と東方カトリック教会および前回のシノドス総会の教父たちの勧告と意見、および修道会の総長連盟の意見をも参照した後に」選びました。これは「青少年たちに対する教会の司牧的配慮」を示します。このテーマは「青少年たちが識別のプロセスを通して、自分の人生計画を発見し、喜んでそれを実現し、神と人との出会いに自己を開きながら、教会と社会の構築に積極的に参加することが出来るように、青少年たちに寄り添うことを目指すものです」。
教皇は青少年たちがキリスト者としての生活の歩みにおいて、第一に彼らに耳を傾けるようにお勧めになります。「召命の識別」は、結婚生活、勉学、職業という人生の選択に関する問題です。青少年のテーマはわたしたちの社会において関心をもって対話しながら、関わるべき課題です。実存的で宗教的な質問から始めながら、今日、青少年の状況における教会の歩みは、暗示とヒントの深みのある歩みを要します。
イタリアの国の青少年司牧の責任者、ミケーレ・ファラブレッティ神父は断言しています。「シノドスは、毎日、青少年たちと共に働く人に、健全な休息を与えるだけではなく、よく遊ばなければならないという偉大なチャンスにすることです。教区の青少年司牧について、わたしたち大人が自分たちの信仰について自問することが出来るためにも、よく遊ばなければならないという、大きなチャンスとなります」。・
この言葉は一つの“サプライズ”でした。青少年の上に、“目を開く”ために活用されます。ファラブレッティ師は強調しています。教会と大人たちはこの2年の間、彼らを眺めず、かれらの動きを遠くからテレカメラで見ているようでした。現在、われらの少年たちは証人と父親とほかの誰かを必要としています。人生の将来を眺めさせてくれる人を必要としています」。