ついに、9月22日に始まった集いの最終日がやってきました。福者マダレナ・モラーノの記念日でもある15日(土)に総会は締めくくられ、少しずつ参加者たちは、それぞれの現場へ戻っていきます。この最後の日は、分かち合い、意見と展望の交換、これまでの作業行程の振り返りのための時にあてられました。このまとめの週間は、本会全体からの残った提案に関する承認において総会議員独自の任務を果たす時間であり、もう、あらためて時間をかけて検討するというものではありませんでした。総会の規定についても、各規定の修正とそれに関わる審議をもって時間が割かれました。テキスト全体の再度見直と修正案の挿入については、新しい総評議会によってなされます。
午後は、「6年間のプログラム」と管区の視察訪問という視点で、総評議会へ明確に進言するという目的で、管区協議会内の分かち合いに使われました。更に、3年目のヴェリフィカについての助言、管区への第23回総会の伝達の様式についても扱われました。この目的について、広報部門の総会委員会は、この数ヶ月に実際に体験された各種イベントを含めて、総会の全行程についての要約を紹介するビデオの手はずを整えました。そのプレゼンテーション(Prezi企画の協力による)は、第23回総会の伝達に最適な手段として皆から高く評価されました。
今週の集いの多くは、本日承認された総会文書の勉強のために当てられていました。総会文書の起草は、労力を要するものであり、文書作成委員会の姉妹たちと全総会議員たちの貢献からの柔軟性と知恵によって進められました。文書の各部の作業計画、草稿と見直し作業については、委員会が更にエネルギーと時間をつぎ足してくれます。つまり、大いなる順応性と丁寧で兄弟的な迎え入れとによる一つの形の中にすべてが行なわれます。文書全体に一貫して流れるモチーフは、「エマオの物語」(ルカ24,13-33)であり、それはテキストの流れの中で赤い糸です。
省察のために選ばれた一つのイメージは、ブラジルのscalabrinianの修道女Sr.エルダ・ブロイロの絵画です。それは、3つの場面の中にそれについての独自の解釈が込められているものです。それらの場面は、耳を傾けること、出会うこと、そしてもう一度歩み始めることを決意することについて語っています。これはまさに総会の体験と言えます。今やそれぞれの教育共同体にとっての範例となったその総会です。「革新のような‐と文書は述べています‐現実に耳を傾ける時、対話に開かれる時、イエスとの真の出会いの光の下で生活を見直す時、各教育共同体において実現します。