Sr.平 京子マリア
2017年4月12日
東京都
60年間の修道生活
Sr.平は昭和初期、キリスト教が激しいキリスト教迫害下にあった奄美大島で誕生しました。 迫害を逃れて宮崎に移りましたが、堅固な信仰を祖父母、両親から受け継ぎました。 サレジオ会によって設立されたばかりの日向学院の司祭たちに導かれて本会を知り入会に至りました。 東京、長崎、静岡の小学校で働きましたが、最も長かったのは東京の星美ホームでした。 子どもたちのために書道、要理を心を込めて教え、気さくで優しい人柄のために大変慕われました。 静岡で心臓を患い、静養をしながらの働きでしたが、使命感をもって果たしていました。骨折がもとで入退院を繰り返す日々となり、今年3月には施設に入所となりました。介護士や見舞いの姉妹たちにいつも言葉と動作で感謝を表し、ユーモアをもって周囲を明るくしていました。 亡くなる数時間前にも巡回の職員に「ありがとう」を伝えていたのでしたが、次の見回りの時は既に帰天した後でした。それは、復活前の聖なる3日間の前日の早朝でした。