2021年9月30日 サレジアン・シスターズ オンライン・ニュースより
ローマ(イタリア)
第二十四回総会に向けて、扶助者聖母会の事業と共同体がどのようにいのちを生み出すかについて若者と信徒を対象としたオンラインアンケートを実施しました。
2021年9月11日から、ローマのFMA総本部で第二十四回総支部が開催されていますが、若い人たちが引き続き参加しており、世界にいのちと希望を生み出すために若い人たちと一緒に歩むことを総会議員たちに挑戦しています。
聖家族管区-ロンバルディア・スイス(ILO)、ヨーロッパ中東管区協議会(CIME)の若い女性が、扶助者聖母会の使命に対する期待と夢を語っています。
ローマに集まった総会議員に、扶助者聖母会の未来を企画するためにあなたは何を心に抱き、何を提案したいですか。
「今日、カナの婚宴の時と同じように、私たちは、『何でもあの人の言うとおりにしてください。』という聖マリアの招きを受けています。
私も3年前のある日、この招待状を受け取りましたが、それ以来、私の人生の中でこの招待状が何度も繰り返されているように感じます。
私は数ヶ月前にミラノに到着したばかりで、19歳になったばかりでした。地方の小さな町からやってきて、都会の慌ただしい通りや人間関係の中に飛び込んでいったのです。
私は青少年司牧担当の評議員に連絡を取り、何か、活動に参加できないかと尋ねました。
私は勉強以上のものを求めていましたし、高校時代からサレジオのカリスマやスタイルを知っていました。
あの日の感動は今でも忘れられません。しかし、そこでは、私の中にある「善に敏感な琴線」を見てくれる修道会に歓迎されていると感じました。
この3年間、私はアニメータースクールで思春期の養成役を務めさせていただきました。
私は、テキストを書いたり、ビデオを編集したり、その他多くの奉仕を提供することで、芸術的な分野で「自分の才能を生かす」訓練をする機会を与えられました。
この数年間、演劇やパフォーマンスの分野で勉強してきたことが、今までとは違う真の意味を持つようになった間違いなく強烈な瞬間でした。
なぜならそれは、人のために尽くし、与えられた時間を賛美し、感謝するためだからです。
修道会に感謝しているのは、私たち若者が、自分の才能や弱さを持った自分自身であることをゆるしてくれるからです。
現実的な方法で、私たちの時代の言語を用いて、精神的・道徳的資質に乏しく、人生を最大限に活用するのに気乗りのしない若者に寄り添いながら、主に従い、主の計画に従うようにしてくれます。
したがって、私は、扶助者聖母会とサレジオ会が世界を照らしているカリスマのおかげで、一番隅に置かれている人々に近づくことができるという証を届けたいと思います。
扶助者聖母会の中には、困難な状況にある若者のためのファミリー・ホーム、シェルター、サービスがあり、これらの若者や子供たちが世話されている様子は、神の無償の愛の証です。
私の夢は、すべての貧しい人々に、あなたがたFMA、そしてあなたがたと一緒に働く私たち若い人たちが手を差し伸べることです。
時には、こうした貧困の現実は、より熱心な若者や青年たちにはほとんど知られていません。
私もVIDESでの経験があり、それがいかに重要で有益なものであったかを知っていますが、私が同行する10代の子供たちを見ると、私が求めているものを提供してくれる人を見つけるのは難しいのではないかと想像します。
今日でも、サレジオ家族の中に、ドン・ボスコが行ったように、今日の世界の刑務所に「少年たちを訪ねて行く」人々がいることを知ることは、教育レベルでどれほど重要であるかを考えています。」(M. A. S.)