愛の喜び:教育上の緊急な要請 2017.2.23 ローマ(イタリア)。
教皇庁立「Auxilium」教育大学の大講堂において、2月21日の聖ペトロの使徒座の祝日の機会に、
使徒的勧告“Amoris laetitia(愛の喜び)”の中の教育上の緊急養成のテーマについて円卓会議が行われました。
学長スオル・ピーナ・デル・コーレが開会の挨拶の中で、この大学の教皇庁立というアイデンティティと、教会の教導職に対する関心を燃え立たせた後、円卓会議のコーディネーター、スオル・マルチェッラ・ファリーナが、2016年3月19日に出版された使徒的勧告の福音宣教の力を強調しながら、9章のテーマの核心を短く紹介しました。
円卓会議では、スオル・ミカエラ・ピッテロヴァー教授 fmaが国際的状況におけるシリンナー法を紹介しました。この発言は参加者たちにシリンナー法の認可の理由を理解させました。
スオル・マルタ・セイデ教授fmaはシノドス後に公布された使徒的勧告の家庭生活の教育学的カテゴリーを説明しながら、特に第7章を取り上げました。さらに子供たちの教育における家族の中心的役割について、スオル・マルタは愛のうちに成熟して行くプロセスと、家族に寄り添う歩みによる教育、子供たちの世話と養育のための弱さの補充、夫妻と家族の霊性への教育、他者の間における倫理的教育について述べました。”Auxilium” 大学のカテキズムの教授、スオル・チェッティ-ナ・カッチャートは、キリストの教えの入門の歩みに家族を引き入れることについて述べました。家庭のためのカテケージスの文書からヒントを得て、家庭教会としての家族がき受ける召命と、子供たちがキリスト者としての生活を始めるプロセスにおいて、さらに積極的な働きを強調しました。
終わりに、クリスティ-ナ・レヴァとステファノ・エンプレル夫妻は、数年にわたって所属していたエキープ・ノートルダムにおいて、秘跡の神学的次元に基づく信仰生活のための支えと力を得た体験を
語りました。「使徒的勧告『愛の喜び』を読むことは、家庭生活をするわたしたちにとって喜びでした。一緒に築きあげる愛のプロジェクトに、どれほど確信を見いだしたことでしょう」と、エンプレル夫妻は締めくくりました。