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Sr.マリア・トロンカッティと共に歩む

 2025年2月16日は、福者マリア・トロンカッティの生誕142周年にあたります。

その列聖は間近に迫ってきていますので、彼女を広く知らせる取り組みを紹介します。



 ローマ(イタリア):2025年2月16日は、1883年2月16日にイタリアのブレシア県コルテノ・ゴルジで生まれ、1969年8月25日にエクアドルのスクアで亡くなった宣教女でサレジアン・シスターズの福者マリア・トロンカッティの生誕142周年にあたります。

 サレジアン・シスターズの最初の宣教女団派遣150周年に向けての準備の3年間の開幕が、2024年11月25日に行われた数日後、教皇は列福省の司教区局に、福者シスター マリア・トロンカッティの執り成しによる奇跡に関する教令を公布する権限を与えました。総長と評議会は、冬の全体会議中に、列聖の出来事を修道会全体、若者、教会、そして世界への貴重な贈り物として生きるための準備として、考察と一連の活動を始めました。

 1月8日、ポルトガルのファティマで、ヨーロッパと中東の管区協議会(CIME)の総会3年後のヴェリフィカ(見直し)の一環として、マードレ キアラ・カッツォーラは、福者マリア・トロンカッティの列聖の準備の旅に付随するイメージとスローガンを発表しました。

共同チルコラーレの中で、マードレとその総評議員は、サレジアン・シスターズの最初の宣教女団派遣から 150 周年に向けて準備する3年間について、次のように強調しています。「選ばれたスローガン『再び炎を燃え立たせる時です!』は、母、宣教女、平和と和解の職人であるシスター マリア・トロンカッティによって力強く体現された、洗礼を受けたすべての人の固有な宣教的情熱を再発見しつつ、わたしたちが一緒に炎を再び燃え上がらせるよう努めさせてくれます」と。これは、私たちを「宣教的顔を持つ聖性の賜物」をすべての人に告げ知らせる「出向いていく共同体」として描いています(チルコラーレ 1045号 )。

 このため、列聖を視野に入れて設立された霊性歴史典礼委員会は、このスローガンから出発して、福者の姿、そのメッセージ、そしてその重要性をより深く理解するための「歩み」をまとめました。毎月、特定のトピックについてさらに研究し、考察するためのビデオとファクトシート(企業やブランドに関して、事業内容やその歴史、業績などを伝えるために数的根拠や事実をもとに情報をまとめた資料:訳者注)が提案されます。



家族と召命の選択 

https://youtu.be/RE8a8M1XfKk



 この「歩み」の最初の段階では、 「シスター マリア・トロンカッティとは誰なのか」という質問に答えようとします。どこで生まれましたか。将来の母、宣教女、平和と和解の職人としてのパーソナリティーは、どのように、どこで形成されたのでしょうか。

 本日は彼女の誕生日を記念して、彼女が生まれたヴァル・カモニカの町、コルテノ・ゴルジ(ブレシア)の画像を集めた最初のビデオの制作が提案され、彼女の人生の最初の21年間を振り返り、彼女の家族、彼女の召命の歴史、そして彼女が直面しなければならなかったいくつかの困難を知ることができます。

 また、聖書の一節、シスター マリアの伝記の一節、考察のための質問、祈り、家族への手紙が書かれた資料(ファクトシート)も提供されています。

 この「歩み」の特別なステージは、2025年3月6日に開催されるアウジリウムの第5回目の「サレジオ会的木曜日」の講話です。このオンライン講話では、元総長のマードレ イヴォンヌ・ランゴア(彼女の統治下でシスター トロンカッティは尊者(2008年11月8日)および福者(2012年)に列せられました)が、「和解と平和の職人、シスター マリア・トロンカッティ」について講演します。

 「歩み」のその後の段階では、3月から毎月25日に、シスター マリア・トロンカッティの帰天の日と典礼上の記念日を記念して提案され、「マドレシータ・ブエナ(善良な小さなお母さん)」の母性、宣教師と「女医」としての、身体的および精神的なケア、シュアール族の発展と平和と和解の職人としての入植者との平和的共存への取り組みを直接的または間接的に知り、経験した証人とのインタビューを紹介します。

 この資料は、教育共同体、若者、地方教会、そして所属する地域において、シスター マリア・トロンカッティの人物像についての知識を促進するために、抜粋したり、発展させたり、またそれぞれの状況(環境)に合わせて調整できるように提供されています。



ファクトシート(資料)