2017.5.18 ニュース クローズアップ
ローマ(イタリア)。ベネズエラの司教協議会は、5月21日をベネズエラの国の平和のために、特別に祈る日としました。扶助者聖母会の総長様もFMA全員と、「聖ヨハネ・ボスコ」ベネズエラ管区の教育共同体と、全世界のサレジオ家族に、ベネズエラの平和のために祈るように促され、ベネズエラの管区長、スオル・マルガリタ・ヘルナンデスと、ベネズエラの姉妹たちは、教皇フランシスコとベネズエラの司教協議会と共に、この大きな苦しみのさなかに一致して、扶助者聖母の祭日前の3日間に特に祈るように願っています。5月24日には、トリノのバジリカで霊的にドン・ボスコとともに、ベネズエラの国の平和を願って祈ります。総長様は次のお祈りをメッセージとしてくださいましたので、ここに全文を掲載いたします。
「聖母マリアがベネズエラの民の上に手を差しのべて、一人ひとりが平和と安心感と自由のうちに生きる社会を築くことができるために寄り添ってくださいますように。聖母は全人類の母として、子どもたちの善を望まずにはいられないお方です。この善は基本的な人権の尊重によって届きます。扶助者聖マリアがわたしたちに御子イエスのみ言葉をさとるのを助けて、具体的な歩みを教えてくださいますように。毎年のように、私は24日にドン・ボスコの信仰と愛に強められて、トリノの
バジリカでお祈りいたします。「生きた記念碑」であるわたしたち全員は霊的にトリノに集まって、ベネズエラの皆さんと共に、平和を願い、暴力の中止をお祈りいたします。ベネズエラの司教様方と共に国民の叫びに耳を傾け、この国の和解のためにお祈りいたしましょう。ドン・ボスコは、キリスト信者と全人類の扶助者として崇敬するマリア様を遺産としてくださいました。ですから、わたしたちは聖母にあらゆる暴力を止めさせて、そのマントの中に苦しんでいる子らを守ってくださるようにお願いいたしましょう。聖母がベネズエラの民の手をとって、一人ひとりが平和と安心感と自由のうちに生きることができる社会の構築に向けて、寄り添ってくださいますようにお願いしましょう。マリア様は全人類の母であられますから、ご自分の子らの善をお望みにならずにはいられません。この善は基本的な人権の尊重によって得られ、同様に御子イエスのみ言葉の傾聴によっても得られます。扶助者聖母はわたしたちを和解に導く具体的な歩みを理解するのを助け、いのちと平和の神にわたしたちのまなざしを注ぐように寄り添ってくださいます。あなたがたの司教様方がお頼みになるとおり、ついに暴力を止めて、新しい時代を始めるために、心を和解に向けなければなりません。マリアさまのとりなしによって、この難しい時代に特に若い世代の教育においてわたしたちの務めを支えていただくために、一緒に主にお願いいたしましょう。わたしたちは神の民のさなかにおられる主の現存のしるしです。希望と愛のしるしです。聖霊がわたしたちの教育使命のさなかで照らしてくださるので、青少年たちが橋を架ける人になり、現在の状況の中で善良なキリスト者、誠実な市民として生きるように同伴しましょう、それによってより正しい社会を建設することに貢献できるのです。聖霊はわたしたちをカリスマに生きるために、つねに識別できるための光を与えてくださいます。祈りのうちに大きな愛情をこめて、皆さまお一人ひとりにご挨拶いたします。 扶助者聖母会総長、マードレ・イヴォンヌ・ランゴア