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亡き姉妹のおもかげ Sr.原田

Sr原田196

Sr.原田 幸 ルチア

帰天年月日

2017年2月26日

場所

東京都

修道生活

63年間の修道生活

略伝

 Sr.原田は新潟県で誕生しましたが、幼い頃岐阜県に転居し、
堅実で愛情豊かな両親と子どもと合わせて10人の大家族の中で
温かな家庭愛に育まれて成長しました。
 戦時下で思春期を過ごし、青年学校卒業と共に
満州へ派遣された船上で終戦を迎え帰国しました。
親戚の関係でサレジオ学園に勤務し受洗、
更にサレジアン・シスターズを知り入会に至りました。
Sr.原田は誰もが「肝っ玉母さん」と称するほど寛大で細やかな配慮を示す人で、
いつも明るく誰をも歓迎し、励ましていました。

若い頃はアシステンテとして子どもたちに慕われ、
後には主として調理師や会計に携わりました。
使命に関わる事には速やかに英断を下し、骨身を惜しまず働きました。
病に倒れ、入院、入所を余儀なくされましたが、
その先でも相手のことをまず考え、いつも感謝を表現するので
周囲から大変愛されていました。
しかし2月、インフルエンザに罹患し、一週間の闘病後、肺炎のため、静かに帰天しました。