10月7日は、ローマの補佐司教であるMons.グエリーノ・ディ・トーラの主式でミサ聖祭が行なわれ、オメリアの中でロザリオの聖母と総会テーマに言及されました。夕方には、FMA会員、サレジオ家族、「アウジリウム」大学から推奨された「『Filialità』 (子であること)―省察と探究の道のりー」という本の紹介が円卓会議の形で行なわれ、総会議員はみなそれに参加し、とてもハードな一日となりました。
要約するとその中心テーマは、人間の本質的な条件であり召命である『La filialità(子であること)』、源泉に戻ること、預言を守ること、マリアのように感謝と歓喜の心をもつこと、世代間のつながりの中で福音的な母性・父性を扶助者として生きること、預言を守ること。
マリアへの短い祈りの後、マードレの挨拶と「マリアと共にいのちの文化を」というアウジリウム大学のヴィジョンと使命の中心にある『Filialità』として浮き彫りにした学長Sr.ピーナ・デル・コーレの挨拶がありました。
マードレ・イヴォンヌは、今、バチカンで家庭についてのシノドスが開催されている中、本の紹介がされたことを強調しながら、次のように明言しました。「息子・娘であることは父、母を想定し、ひとつの家庭に戻っていきます。子であること、それは実に、充満に向けて力強く前進する中で全存在を特徴づける創造的な体験です。それは、相互的で無償のもの、総体的な関係を生み出すものであり、信仰体験へと開かせていくものです。信仰による交わりのなかで、家庭には中心的な役割があります」と。
この後、Sr.マルチェッラ・ファリーナから、人間的・キリスト教的なアイデンティティという観点からのテーマについての話しがあり、続いてピーナ・ベッロッキとノエミ・ベルトーラのインタヴュー、サレジオ会員アントニオ・エスクデロの言葉がありました。最後に、マードレは、「神の子の神秘と神の家族の神秘の中に、すべての人は幸せの源と命の満足感を見出すことができます」という希望あるおことばで励ましてくださり、一日を締めくくられました。(抄訳)