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亡き姉妹のおもかげ Sr.白石

Sr白石

Sr.白石廣子 ピエリーナ

帰天年月日

2017年3月7日

場所

東京都

修道生活

56年間の修道生活

略伝

 Sr.白石は福岡県に生まれました。

幼い頃、一時期、家族で中国で生活していましたが
終戦で日本に引き揚げて来た後、別府の小百合愛児園に妹と一緒に入園し、
そこから明星学園に通いました。

 シスターと生活を共にするうちに16歳の時、受洗、そして修道生活に自分としてはごく当たり前に導かれたとSr.白石自身が述べていました。

 初聖体の時にはすでに自分の一生を神様のために捧げることを心に誓ったといいます。

 誓願を立ててからは、小学校、中高で家庭科と宗教を教えたり、養護施設で子どもたちのために要理や裁縫を教えたり、宗教行事を準備するなど、情熱的に働きました。
 几帳面で忍耐強いSr.白石は大変模範的でした。

 病気のため、彼女の生涯のほとんどは入所、入院生活でしたが、最後まで信仰の歩みは神のみが知る苦しみの中で途絶えることなく生き抜かれ、突然のように見える最期をロウソクの火が消えていくように静かに遂げて神のもとに旅立っていきました。